早いものです。
退職して3年3ヶ月経ちました。
現在68歳、
コロナがなければまだ働いていたかもしれません。
成り手がいない夜勤専門のサービスマンでしたから
意外と重宝されていたかも・・
新型コロナは本当に怖かった。
不特定多数の客を相手にいくら感染予防を徹底しても、
一晩に200〜300人が押し寄せてくるのですから、
防ぎようがないと思っていたオヤジです。
ちょうど65歳になったこともあって
自分から定年退職を決めてしまったことに悔いはありません。
コロナで会社が数ヶ月休業することになっても、
夜勤専門の私はいつもと同じように
勤務しなければなりませんでした。
まるで警備員・・
日勤の人はずっと休んでも同じ給料がもらえたのに、
私はいつも通りに働いて同じ給料・
ちょっと納得し難いものはありました。
辞めた会社のことはもうどうでもいいのですが、
在職中にいただいてきた「胡蝶蘭」が
今年もきれいに咲いてくれました。
社屋の大がかりな改装工事が終わって、
お披露目のレセプションが行われた時に
お祝いの花がたくさん贈られていたのですが
翌日には半数以上のアレンジや胡蝶蘭が
倉庫の中に放置されていました。
数日経ってもそのままでしたから、
いずれは枯れてゴミと化すのは明白、
そこで夜勤者の特権と言ってもいいでしょう、
誰もいない深夜に大きな胡蝶蘭をふたつ、
車に積み込んで自宅に持ち帰ったのです。
何十個とあったゴミを減らしてあげたのですから
褒めてもらってもいいくらいです。
比較的若い人が多い会社でしたから、
あまり花には興味がなかったのでしょう。
そこで夜のパートさんにも声をかけたところ、
皆さん喜んでくれました。
やっぱり同年代のおばさんたちです。
倉庫の花のことは誰も気に留めていなかったようで、
数が少なくなったことに気付く人も
いなかったようです。
私がケチだから、
もったいないと思ってしまうのもありますが
せっかく綺麗に咲いている花たちが
無残に枯れて腐っていくのは見たくない。
それも倉庫いっぱいの花たちが萎れていくのですから・
そんな胡蝶蘭が今年も我が家で咲いてくれました。
レセプションがいつだったのか詳しく覚えていませんが、
少なくても5年以上は経っています。
これからもずっと咲き続けてくれることを願うばかりです。
