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猛暑が続いている道南・函館ですが
昨日は曇り空で運転もしやすく
予定通りに亡き母の実家を訪ねてきました。
昨年はいろいろと用事があって
何度も訪ねましたが
半年も経っているし、お盆も過ぎたので
お墓参りを兼ねて
独り住まいの叔父を見舞ってきました。
山が迫っていて、谷あいの小さな集落で、
日差しが強く、うるさ過ぎる蝉の鳴き声に
夏休みに従妹たちと遊んだ子供の頃に
タイムスリップしたような感じでした。
大きな仏壇の上部をみると、
相変わらず祖父母やご先祖様の写真が飾ってあって、
記憶から消えかかっていた
怖い祖父と優しかった祖母の面影が蘇ってきました。
叔父も90歳を超えました。
叔母は昨年入院した病院から
コロナのせいもあって
一時帰宅も面会もできないままに
高齢者施設に収容され、今はひっそりと暮らしています。
叔父は耳が遠くなったり、
足腰も悪くなっているのに通院もままならない・
そんな過疎の町に住んでいます。
田舎だから、病院のある町まで、
往復タクシーという発想はないようです。
いくらかかるかわかりませんが、
往復となると相当な金額になると思います。
数年前に熊が出没した地域ですが
用心しながらお墓参りにも行ってきました。
私は熊が出てこないか、見張り役で、
鬱蒼とした森の方向を凝視していました。
なんとか熊の気配を感じることもなく、
実家に戻ることができましたが、
まさに熊と共存している、そんな地域のようです。
夜なんか一人歩きできませんね。
本家の隣りの家が解体されて更地になっていましたが
更地にしても買い手もつかない、
そんな過疎地なんです。
叔父の独居生活も心配です。
施設には入らない、この家を離れないと
強情っぱりの叔父ですので
機会があるたびに訪ねてみようと思っています。
