函館市の人口がとうとう24万人を割りました。
84年には32万人超だったのに
どんどん減少を続け、
周囲の4町村と合併して、一時は30万人を回復したものの
さらに減少は加速され、
50年前の水準に戻ったそうです。
何十年も前に旭川市に抜かれ、
北海道第3位の都市に転落しましたが
またどこかの市に抜かれるのでしょう・・
函館市は国内外に発信する魅力がいっぱいある街ですが、
実際に住んでいると魅力どころか、
悪いところばかりが目に付いてしまいます。
魅力度ランキングで全国1位だったのに、
幸福度ランキングでは最下位と
ランク付けされたこともありました。
やっぱりね・・
観光客目線では魅力的でも、
市民目線では人口は減る一方だし、
北海道新幹線効果も期待したほどではなかったし、
幕末・戊辰戦争・明治維新だけでは
もう限界にきているのでしょう・
地元で新しい会社が期待できないなら、
本州の企業が進出してくれるといいのですが、
北海道の中でも離れ小島的な位置にある函館、
物流的にも企業には嫌われるようです。
進出してもあっという間に撤退する企業が多いのも
何か原因があるのでしょう・・
個人的には若いうちに一度は大都会での生活を
経験したほうがいいと思うのですが、
さてUターンした後に地元でそれなりの職に就けるか・
答えはNOです。
地元での再就職には都会でのスキルは必要ありませんし、
むしろ毛嫌いされます。
大都会で働いた経験がない地元の経営者には、
どんなに凄いスキルを持っていようと、
それをどう会社に生かすとかそんなこと考えません。
ただ言う通りに動いてくれればそれでいいと思うわけです。
地元に戻っても暮らしが上向くこともなく、
何歳であろうと、タイムカプセルで過去に戻ったような、
初任給並みの給料に甘んじることになります。
「将来消滅する可能性のある自治体」というものが
発表されたことがありましたが、
もちろん函館も・
このままでは観光に依存するだけの田舎街、
生気のない死んだような街になってしまうかも・・
いや、もうなっています。
悲しい街ですね。