あの日も暑い日でした。
やっと家に帰れた母の顔にハエが止まったり、
追い払っても顔の周りを
ブンブン飛びまわっていたのを忘れません。
今日は亡き母の命日18日ですが
お盆のお参りに行ってきたばかりなので
今日は何もありません。
父も母も入院中に亡くなりました。
それも夜の間に誰にも看取られずに一人で逝きました。
似たもの夫婦ですね。
どちらの病院も朝になって気づいたようで、
母の時もまだ私が夜勤の仕事をしている時に
兄から電話が入りました。
医師からは余命3ヶ月ほどと宣告されてから、
1ヶ月くらいで逝ってしまいました。
覚悟はしていたので、驚きはしませんでしたが
母と約束していた、
「背中におぶって家に帰る」ができなかったのが残念です。
亡くなった病院内の施設から実家は歩いて5分ほど・
末っ子で、身体がデカい私が、
母をおんぶして連れて帰る・と言っていたので
急いで仕事を終えて病院に行った時には
すでに葬儀屋さんが母をストレッチャーに乗せて、
病室から出ようとするところでした。
まさかそんな状況で
俺がおぶって帰るっ!・とも言えず、
ただ成り行きを見守っていたオヤジです。
来年は7回忌法要が予定されています。
父が亡くたったのは、
忘れもしない東日本大震災の翌月でした。
これからも震災のニュースが流れるたびに
父さんが亡くなって〇〇年だねーと、
思い出せるのがちょうどいい。
もし生きていたらちょうど100歳です。
母の命日は8月18日でなんと豊臣秀吉と同じです。
だからどうってことないのですが、
時代劇の映画やドラマに豊臣秀吉が出るたびに
母のことを思い出すいい機会になります。
でも今は父母のことを思い出すよりも
自分があの世界に逝かないように気を付けて
生活しなければいけないと思っています。
認知症だけに限らず心臓や呼吸器も心配・
父の享年まであと16年・
これからの毎日を無駄に過ごさないように、
真剣に生きていかなければ・と思います。
エラそうなことができるわけでもないけど、
人にうしろゆび指されないように生きていきましょう。
これからは・・?
過去にはうしろゆび指されたことはいっぱいありました。
子供の頃は石まで投げられましたが、
これから真面目に生きていけば神様は許してくださいます。
賑やかでなくてもいい、
ひっそりと生きて行ければそれで充分なのです。