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大腸がんと闘っている次兄のことは何度も書きましたが
未だに私たち兄弟との面会は実現していません。
先月末には医師からこれからの治療計画が知らされるということでしたが
それすらはっきりとしたことがわかりません。
道南に住む長兄も前回の電話のあとは連絡していないようです。
そりゃそうです。
”そこが兄貴の悪いところなんだ・” と言われたのですから
電話だってしたくないだろう・と思います。
私には少し経ったら電話してみるから大丈夫だ・と
平静を装っていましたが、
内心穏やかではなかったのでしょう。
兄という立場も大変ですね。
長男という威厳を見せなくてはならないのか、
末っ子の私の前では
愚痴や次兄を非難するようなことも一切言いません。
もちろん、がんと闘っている次兄を気遣っているのはわかります。
体調も悪いだろうし、
一人で闘っているのだから無理もないことです。
今回の発端は次兄が入院する前に一度会っておきたいからと
函館から札幌まで私の車で行こうと提案したことから始まりました。
しかし、次兄は体調も優れないし、
お客を受け入れるとなるといろいろ支度が面倒・と
やんわり拒否したのですが、
そこで長兄が ”何も構わないでいいから・” と言ったことが
先ほどの発言に繋がった次第です。
私は最初からちょっと顔を見るだけと思っていたのですが、
長兄は何度も次兄の家に泊まっていますから、
勝手知ったるなんとかで気軽に泊まれると思っていたのでしょう。
４年前、次兄の奥さんが亡くなった時も
姉や長兄は次兄の家に泊まりましたが
私たち夫婦は近くのホテルに泊まったほど、
いくら親しくてもよその家に泊まることはできない性格なのです。
もちろん二人とも・・
今回も日帰りで十分と思っていました。
30分でも会えればそれでいいのです。
片道４時間かかろうと面倒ではありません。
長兄や姉と一緒に行こうとしたから
面倒なことになったのかもしれません。
今度は一人で計画しようと思います。
たった一人で運転していって、
お土産なんか持って、簡単に挨拶して来るだけでもいいと思っています。
もちろん事前に連絡します。
根掘り葉掘り聞かなくても、
今の次兄に会えるだけで十分だと思っていますので・・
《最後までお読みいただきありがとうございました》