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先日亡くなった長兄の親友の葬儀は
車で15分くらいのところにある葬儀場で行われました。
打ちひしがれているだろう長兄を気遣い、
葬儀場への往復を送迎することにしました。
香典や供物で出費も多いだろうし、
公共交通機関では行きずらい場所にある葬儀場でしたから
きっと往復タクシーに乗ることになるでしょう。
私自身は葬儀に列席しませんでしたが
故人のことを知らないわけではないので
せめて長兄の送迎で関わることができたと思っています。
長兄は今どき珍しく車の免許を持たない男で、
違反の連続で免許取り消しになったわけでなく、
昔、持っていたのは原付免許だけで
四輪の普通免許は一度も取得したことがないのです。
必要に迫られたことがなかったからなのか、
車は持たずにとにかく歩く人です。
今は退職していますが、
昔の職場への通勤はJRの駅まで15分くらい歩きます。
JR降りてからは路面電車もあるのですが
ほとんど歩いていたようです。
ここは約30分・・
これを往復ですから毎日何㎞歩いていたのか・・
時間に追われるような仕事でもなかったし、
いつも誰かがそばにいるわけですから、
車が必要なことは他の人に任せて
自分はひたすら仕事に没頭するスタイルを貫き通したようです。
いつも誰かの車に乗せてもらっているせいか
免許持っていないくせに道に詳しいのには驚きます。
私の車に乗った時も道順を指図することもありました。
葬儀が終わった後、電話が入って迎えに行きましたが
すでに薄暗くなった葬儀場の駐車場で
身を隠すように道路沿いの壁に一人立っていました。
一般の人はみんな帰って、身内の人だけになったので
館内には居ずらくなったとか・
”最後に顔見れた?”
”見れた、ガリガリな顔になっていた”
寂しかったと思います。
でもこんなことも言っていましたので大丈夫です。
”今日の夕飯は簡単なものにしよう・”
”日ハムの試合見なければならないから・”
残念でしたがこの夜の試合は中止になりました。
《最後までお読みいただきありがとうございました》