還暦を迎えたのに感動も実感もなかった私ですが、
65歳で仕事を辞めた時もやり切った感は
まったくありませんでした。
それからは再就職することもなく、
毎日、粗大ごみ状態になっています。
釣りも再開したし、
最初は乗り気がしなかったパークゴルフも
楽しく思えるようになって
少しは行動的になったかもしれませんが
これから迎える冬はまた粗大ごみになりそうです。
歳老いたことを実感することが
とても多くなりました。
いつか聞いたなぁ・
前に見たことあるなぁ・と思っても
思い出すことができない無様さに愕然としています。
俳優さんや歌手の名前なんか
全くと言っていいほど出てきません。
いくら思い出そうとしても時間の無駄で
これが年相応だと思っています。
今のところ入院するような病気もなく、
健康と言ってもいいかもしれません。
通院している甲状腺、メンタルくらいなら、
日々の生活に全く支障もありませんしね。
私自身、30歳代初めに8ヵ月も入院した経験があります。
大手術をしたわけではないのですが、
注射と投薬で
ひたすら安静にしていなければならない病気でした。
病名を告げられたときは もう人生は終わった・ と
絶望的になったのを覚えています。
家のこと、仕事のこと、
何もできずに即日入院させられました。
ここからクリスチャンらしい話を少しだけ・・
この病気も決して無駄ではなかったと思っています。
これから神の計画が始まったように感じます。
入院する病院のリストの中から
自分が決めるように言われたのですから、
まさに人生最大の選択だったのかもしれません。
もし、この時に選んだ病院が違う病院だったら、
今頃この世にはいなかったかもしれません。
(他病院で同じ病いの同僚が亡くなったので・・)
他にも神が導いてくれた奇跡のような出来事は
何度もありました。
神の介入がなかったら、
今頃どこでどんな生活をしていることか・・
想像していたのはどこかの河川敷で
ブルーシートの家で暮らしている自分の姿です。
ただの偶然だよ・と軽く一蹴されてしまうかもしれません
でも、クリスチャンの私にとって、
驚くべき神の御業なのです。
間違いなく神が用意してくれた脱出の道を
なんども通ってきたオヤジです。