やっと街の中からも雪が消えた道南函館です。
もっと早く春になると思っていましたが
2月の後半、
3日連続で雪かきをするほどの大雪が降ったおかげで
すべて例年通りになりました。
函館山の登山道も
3月には開通するという話もありましたが
昨年より2日早い4月8日の開通予定になっています。
街中から見上げると函館山には
まだまだ雪が残っていますが、
登山道はしっかり除雪されているのでしょう・
4月は何かと予定が多く、
今から気忙しく過ごしています。
これも歳のせいですね。
何日も前から頭の中で勝手にシミュレーションして
寝れなくなったりしています。
2月に亡くなった叔父の納骨も控えていて
四十九日はあっという間でした。
限界集落的なところにある先祖代々のお墓に入るのですが
ここのお墓で納骨に立ち会うのはこれで2回目・
45年ほど前に祖母が亡くなった時のことは
今でもしっかり覚えています。
祖母の訃報を受けて
従兄弟と一緒に羽田から飛行機に乗ったのですが
当時は搭乗するとキャンディが配られていて
キャンディを舐めながら離陸を待っていると
理由は覚えていませんがいきなりの欠航です。
何が何やらで本当に慌てました。
急遽、上野駅からの夜行列車に乗ることで
なんとか東京を出発することができました。
翌日、函館からローカル線に乗り換え、
出棺には間に合いませんでしたが
火葬場に直行、最期を見送ることができました。
今は廃線になっているローカル線ですが
なんと車内アナウンスで自分の名前が呼ばれました。
〇〇さん、次の駅で降りてください・・
祖母の家に近い駅で降りると火葬場が遠くなるので
誰かが知り合いの駅員さんにお願いしたのでしょう。
いまなら考えられません。
個人的なことで車内放送してくれますか?
ありがたい時代でした。
納骨する墓地は鬱蒼とした森の近くにある古い墓地で
昔からクマが出没するような地域です。
あと10年もすれば住民もいなくなるだろうと
今住んでいる人たちが言っているそうです。
先祖代々が眠るなら寂しくないかもしれませんが
近い将来には誰もお参りに来なくなって
荒れた墓地になるかもしれません。
亡き母の実家のお墓なので
祖父母が眠っているのですが
母はここにはいません。
父と一緒にお寺のロッカー式納骨堂にいます。
荒れた墓地にいるより
ロッカー式納骨堂で暖かくいるほうが
母は好きだと思います。
これで昨年から続いた叔父の件も一段落します。
あとは従兄弟たちでなんとかするでしょう。
オヤジ達の出る幕は終わりました。