早いもので叔父が亡くなって四十九日・
七七日とも言いますが
この日に納骨する遺族が多いそうです。
参列したのは10人ほどでしたが
お坊さんが到着したのに気づいたみんなが
一斉に仏壇の前に集まってしまったので
その多くの視線の中で
お坊さんが法衣を取り替えているのが
可哀そうなくらいでした。
まあ慣れているのでしょうけど・・
納骨のお参りの前に
新しい位牌に魂入れを入れるということでした。
神式でも新しい神棚を購入したら
魂入れをしてもらうとか、
古い神棚や仏壇を処分する時には
魂を抜いてもらうとか・・
よく聞く話ですが
我が家では何十年も前に居間にあった神棚を
撤去したことがありました。
クリスチャンの家に神棚は不要ですから
自分で取り外し、とある神社の古いお札などを納める場所に
神棚も納めさせていただきました。
後でまとめて焼却してくれるのでしょう。
ちなみに新しく購入したロッドで
初めて魚を釣った時も
魂入れが終わった・と表現します。
何の魂なのでしょうね？
変な話ですみません。
お参りの後、
近くの墓地まで歩いて向かったわけですが
途中から真ん中を歩いていたお坊さんが
太鼓を鳴らし始めました。
どんな意味があるのか分かりませんが
調べてみると日蓮宗の仏具のひとつで
団扇太鼓というものでした。
ドキュメントなどではよく見かけるものですが
正式な呼び名は初めて知りました。
お墓が近くなって、
ご先祖様に新しい仏さんがやってきたぞ・と
知らせているような印象を持ったオヤジです。
今回の納骨で叔父の葬儀に関することは
ほぼ終了したわけですがこれからが大変です。
新盆、一周忌、三回忌、などなど・・・
歳を取るにつれて仏のイベントばかりです。
今年は義姉の七回忌、
来年は母の七回忌と今年亡くなった叔父の一周忌・
兄弟や親せきと顔を合わせる機会が
どんどん増えてくるような気がします。
いいことだと思うのですが
そのうち、その兄弟や親せきが
一人死んで、二人死んで、
入院中とか、認知症で訳が分からないとか・・・
なんとなく恐ろしくなってきた。
少人数ではありましたが
楽しく叔父さんを見送ることができた一日でした。
でも途中からどんどんと気分が沈んでいって
帰ってきたらどっと疲れてしまったオヤジです。
